キングクリムゾン2018来日に向けて part1

 どこから書き始めようか。と考えたところで時間ばかりが無駄に経過。

DISCIPLINE期からにする。
そもそも、このラインナップ4だが、キングクリムゾンでは無かった。呼称が、キングクリムゾンではなく、ディシプリンだったのである。これはつまりどういうことかというと、言葉そのままなのである。
フリップは、新しいバンドを組むにあたって、クリムゾンにする気は無かった。新しいメンバーを集めバンド形態での活動を開始したが、それはキングクリムゾンという意識ではなかったのである。
結果的にブルーフォードは元クリムゾンだが、ほか2人のメンバーはプログレ人とは言えない。
トニー・レヴィンは何というかオールラウンダー的セッションミユージシャン。上手いけどね。
エイドリアンブリューは、トーキングヘッズやデヴィッド・ボウイのステージの端で変な音を出しているギタリスト。
出てきた音はというと、プログレというよりはニューウェーブの音。
そりゃそうだよなぁ、プログレをしようとしているわけじゃあなくて、新しいバンドで新しい音楽を作ろうとしただけなのだから。70年代のクリムゾンとは似ても似つかない異質な音。それが、ラインナップ4だった。
そして、アルバムを出しライブをしようとする際にバンド名がディシプリンでは商売上都合がよろしくない、という事は誰の目にも明らかなのでキングクリムゾンにした、というだけの話。

フリップとしてはもうレッドでスターレスで終了させ文字通り解散させたバンドである。再結成という意識は全くなかったと思う。新しいバンド、というイメージであったと思うし音も明らかに違っていた。
結論A:ラインナップ4は、キングクリムゾンでは無かった。 

part2に続く。